マンション分譲相次ぐ「ひばりが丘団地再生エリア」、近隣の小中学校も一新する計画

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「シティテラスひばりが丘」(右)から新中学校の建設予定地(左)は目の前

「プレミストひばりが丘」(206戸、大和ハウス工業など、2018年2月下旬の完成予定)や「シティテラスひばりが丘」(343戸、住友不動産、2017年2月完成)など大型新築マンションや一戸建て住宅の建設が相次ぐ「ひばりが丘団地再生事業区域内」で、西東京市側では公立中学校の新築工事も行われます。両マンションと目と鼻の先という位置で進む学校建設。実はこの建物は中学校だけでなく、一定の期間は小学校として使う予定もある重要な役割を担っています。

シティテラスひばりが丘の目の前で、プレミストひばりが丘の隣といえる位置(ひばりが丘団地中央バス停近く)に広がる1万6800平方メートル超におよぶ空地には、「(仮称)第10中学校整備事業」という表示が掲出されているはずです。

この「(仮称)第10中学校」は、新しい学校には違いありませんが、これは西東京市立の「ひばりが丘中学校」(住吉町1丁目、昭和35年建設)が老朽化のために建て替えが検討されることになり、市が同地を購入したうえで新たな校舎を建設。最終的にひばりが丘中学校を移転させる計画です。

ひばりが丘の大部分を学区としている「中原小学校」も建て替えられる

同地に建てられるのは新中学校というより、ひばりが丘中学校の新校舎なのですが、移転までにもう一つの役割も担っているのが特徴です。

それは、ひばりが丘の大部分を学区としている近隣の西東京市立「中原小学校」(ひばりが丘2、昭和34年建設)も老朽化で建て替えが行われること。これにともない、新校舎(第10中学校)はひばりが丘中学校として使う前に、まずは中原小学校の“仮校舎”として2年間にわたって使われるというのです。

つまり、この地に建てている新校舎は、

  • 2019(平成31)年4月完成~:中原小学校の仮設校舎
  • 2021(平成33)年4月~:ひばりが丘中学校の新校舎

との形で使われることになっており、ひばりが丘エリアでは、小・中学校ともに一新されることになっています。

建設や学校移転など、開校までには若干の混乱はあるかもしれませんが、子どもにとっては、至近距離で新しい校舎の学校へ通えるのは、大きなメリットと言えそうです。

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【参考リンク】

西東京市立ひばりが丘中学校建替協議会検討結果報告書(2016年2月)

シティテラスひばりが丘の公式サイト(343戸、新中学校の目の前)

プレミストひばりが丘の公式サイト(206戸、新中学校の隣接地)

ひばりが丘団地再生事業区域について(UR都市機構、ページ下部にエリア図あり。新中学校は「G2」エリア、プレミストは「G1」エリア、シティテラスが「E2」エリアに位置。「Hエリア」は現在建設中)

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